今、ジェンダーという新たな格差が生じているとのこと
です。
ジェンダーとは性別です。つまり、男女格差が生じている
という事です。
昔は、男尊女卑というのがあったのですが、今は、なんと
なく逆転している様な気がします。
ジェンダーという格差は女性の方が就職しやすいという
格差です。失業率は男女で差があり、女性の方が就職しや
すいという結果が出ています。
女性に向いているコミュニケーションを要求される仕事が
増えているからだと分析されています。
最近、女性の役員登用が増えてきました。でも役員の男女比
を見てみると女性の役員は50%には程遠いので、まだまだ
女性を役員に起用するべきだとの意見があるようです。
ですが、そもそも論として、会社の社員の男女比を調べないで
役員の半分が女性ではないから、女性役員をもっと増やすべき
というのは、データ的には誤った物の見方だと思います。
具体例を挙げれば、社員の男女比が7:3だったとすれば、
役員の男女比も7:3であれば、男女平等で差が無いと言え
ます。
新入社員の男女比を5:5としたとしても、女性の場合は、
寿退職をする方が多いので、ほとんどの会社では女性より
男性の方の数が多くなります。
これは、日本の家庭では、女性は家庭に入って子育てをする
と言うのが一般的な文化なので、結婚をしたら、会社を辞めて
家庭に入るというのは、ごく普通の事です。
だから、会社での男女平等を考えるのなら、社内全体での
男女の比率などを考慮しないとデータ的には意味のないものと
なってしまいます。
最近は、子供が出来たとしても育児休暇を取った後に会社に
復帰する人も増えてきては、いますが、なかなか長期休暇を
取った後に、元の職場には戻りづらいものがあります。
昔と比較をすると、女性にとって働きやすい環境とはなって
いますが、生涯一つの会社でずっと働き続けるというのは女性
にとっては、まだまだ難しいようです。