明日、首相は普天間基地問題で沖縄へ行く予定と
なっています。
軍事面を考えると、沖縄の地理的位置は軍事上
とても重要だという事は理解できます。
ですが、沖縄にこれ以上負担を掛けるのはどうかな
と思います。
もともと沖縄は琉球王国で日本とは別な国でした。
だから、文化も言葉も違いました。
そこを、日本が併合して、太平洋戦争時には本土の
捨て石として利用したという過去があります。
自分は、沖縄に旅行した事がありますが、太平洋戦争
当時の陸軍の地下壕後に、当時の沖縄の最高司令官が
自決する前に書いた名文を思い出しました。
「沖縄県人かくたたかえり、後生沖縄県人に特別の配慮
を」といった内容でした。
今現在を考えるとその司令官の意思は全く反映されて
いません。私は、それが残念に思えてなりません。
ちょっと硬い話をしてしまいました。沖縄の地理的位置
を考えると、沖縄は中国の東真横で国防を考える上で
とても重要な位置にあります。
だから、今の沖縄在留米軍をグアムなどに移転した
場合には、軍事バランスが崩れて、中国に付けこむ
すきを与えかねません。
そうならないためには、日本は自衛隊を増強して、沖縄
の自衛隊の規模を大きくするべきだと思います。
基本的には、自主防衛に徐々に移行をさせるべきだと
思います。終戦から半世紀以上過ぎているのに、他国の
軍隊が自国内に在留しているのは、おかしな話です。
香港は少し前まで、イギリス統治でしたが、返還をされま
した。日本もいつまでも米国に土地を租借していないで
徐々に返還を求めるべきだと思います。
何も手を打たないと永久に日本の土地を米国に租借した
状態が続いてしまいます。
米国との関係は、同じ資本主義国家なので、同盟関係は
維持したまま、できるだけ対等な関係となるために
日米安保は解消をするべきだと思います。
そうしないと、日本人は自国の運命を他国に委ねてしまう
ことになりかねません。